今年も、自分で後で読み直すため用に個人的な感想を残しておきたいと思います。以下、毎年恒例の使い回しの前置き。
突然ですが、日本でいちばん愛されていて放送が長く続いているお笑い番組は、恐らく断トツで「笑点」です。しかし、遠慮せずに言えば、わたしはあの番組は全く面白くないと思っています。
そんな例を提示するまでもなく、笑いに対する人の好みは人によって様々です。よって、審査員や他の人と全く評価が異なっていたとしても、言葉の真の意味で不思議は何もありません。ただ好みが違うというそれだけです。ですから、それで怒ったりする人は、控えめに言って変人だと思います。
そして、ここにはただ、私の個人的な感想を書くのみです。この場所は、筆者の日記の延長線上に存在しているのです。
ところがたまに、わたしが「リンゴよりミカンのほうが美味しい」というようなことを書くと「それはおかしい! リンゴの方が美味しいに決まっている!」みたいな熱を帯びた言葉を叫びながら我が家に怒鳴り込んでくる謎の宇宙人がいます。
しかし当方には、その宇宙人達とその差異について議論する気持ちは微塵もないことを、ここで始めに明示しておきたいと思います。
あなたは正しい。あなたの方が正しい。わたしは大いに間違っている。それでいいです。ここまで言ってもこの後を読んでぶち切れそうな可能性のある方は、戻りの矢印をクリックして絶対にここで引き返してください。
準々決勝までの感想
面白いのに負けた組がたくさんあったなあという印象でした。
ただ、話題になったラパルフェのニューヨークのパクリというか物真似は、わたしはそんなに面白くなかったです。
Tver限定直前生番組「まもなくM-1グランプリ2024 敗者復活戦会場から徹底考察&生リポート」の感想
13:30頃~14:40頃にTverで直前番組が放送されていました。
前半は敗者復活の出場者名を順番に読んでいるだけの番組であんまり面白くないかと思っていましたが、敗者復活戦控室に場所を移してからは、まあまあ面白かったです。
松田好花がただの紅一点枠として差し込まれていたわけではなくて、ちゃんとお笑い芸人に詳しかったのがよかったですね。将来的には上戸彩のポジションまで上り詰めてほしいです。
敗者復活戦に対する個人的な感想
昨年形式がガラッと変わった敗者復活戦でしたが、今年もそれを完全に踏襲したA・B・Cブロック形式でした。
なお、今年の芸人審査員は「マヂカルラブリー」野田クリスタル、「トレンディエンジェル」斎藤司、「とろサーモン」久保田かずのぶ、「ウエストランド」井口浩之、「錦鯉」渡辺隆の5人でした。
ちなみに昨年の芸人審査員は「NON STYLE」石田明、「アンタッチャブル」柴田英嗣、「マヂカルラブリー」野田クリスタル、「かまいたち」山内健司、「錦鯉」渡辺隆の5人が審査員でしたが、この中の石田、柴田、山内が決勝の審査員に繰り上がる形でいなくなりまして、代わりに斎藤、久保田、井口が入った形となっていたようです。
というわけで今年も客観性を排して完全にただの好みのレベルでの感想垂れ流しを記しておきます。後で読み返すための自分用のメモです。1組しか残れないという過酷な状況に飲まれて、以下には厳しめの言葉を連ねるかもしれませんが、真性の精神障害者が書いていると思って容赦してください。
Aブロック
1番 十九人:前半は言い方で笑わせているだけのような印象もあったが、後半そこそこ面白かった。
2番 今夜も星が綺麗:クセが強くて好みが分かれそう。個人的にはあんまり好きではなかった。口から何か飛ばしていて汚かった。(結果:十九人に勝利)
3番 フースーヤ:全然面白くなかった。どうしてここまで残っているのかも全くわからなかった。ひたすら早く終わってほしかった。(結果:今夜も星が綺麗に勝利)
4番 ドンデコルテ:流れ的に正統派が来てありがたく感じてしまった。まあまあ面白かった。 (結果:フースーヤに勝利)
5番 ダンビラムーチョ:奇跡的なことに、面白くも、面白くなくも、どちらでもなかった。五木ひろしのメスだけはちょっと面白かった。(結果:ドンデコルテに勝利)
6番 金魚番長:見たことがあるネタだということを差し引いても、そんなに面白くなかった。歌の歌詞をいじるネタなのに、題材にしている歌がそもそも知らない歌だったので見づらかった。ただ金魚番長はまあまあ好きなので、違うネタを見たい気持ちはある。(結果:ダンビラムーチョに勝利)
7番 カベポスター:面白くないこともなかったが、爆発することなくしっとりと終わった感は否めない。(結果:金魚番長に敗北)
ラスト前までずっと、とにかく後から出てくる方が勝っていたので、順番が後の方が有利なだけじゃねーか!と思っていたが最後で変わった。個人的には4・5・6・7からどれかが抜ければまあ順当なのかなという印象。1も好きだったが、なんというか「勝ち抜けていい感」は全くなかった笑(金魚番長がAブロック勝ち抜け)
Bブロック
1番 カラタチ:面白くなかった。それ以上の感想が無い。
2番 ナイチンゲールダンス:面白くなかった。それ以上の感想が無い。(結果:カラタチに勝利)
3番 滝音:凝ったツッコミから逆算してボケがつくられたような部分があんまり面白くなかったが、ボケを普通の言葉で突っ込んでいる部分はボケのクオリティが真っ当に高くて大概面白かった。(結果:ナイチンゲールダンスに勝利)
4番 マユリカ:ストレートに決勝に行っていてもおかしくないぐらいには面白かった。(結果:滝音に勝利)
5番 家族チャーハン:これも結構面白かった。ただ、サゲはめちゃくちゃ面白くなかったw(結果:マユリカに敗北)
6番 男性ブランコ:これもめちゃくちゃ面白かったけど、わたしもマユリカに勝たせたかった気はした。(結果:マユリカに敗北)
7番 豪快キャプテン:面白くなかった。ネタがもっと練られていてほしい。(結果:マユリカに敗北)
3・4・5・6と面白かった。あとは全然面白くなかった。マユリカが一番面白いと思ったので、勝ち抜けは納得。家族チャーハンと男性ブランコも、Aブロックなら抜けていてもおかしくないぐらい面白かったが、どっちにしても敗者復活は最終的に1組なので、それは何の意味もない。(マユリカがBブロック勝ち抜け)
Cブロック
1番 シシガシラ:ネタはそんなに面白くない気がするけどそれなりに笑えるのは演技力があるからなのか。ただ、サゲが好きじゃなかった。
2番 豆鉄砲:漫才というより、漫談と合いの手に見えた。ハンバーグについて何か語っていて、面白いことを1つも言わなかった気がする。(結果:シシガシラに敗北)
3番 オズワルド:悪くはないが爆笑はできない。見慣れたからか。台詞違いの同じ引き出しを見ている感が否めない。(結果:シシガシラに勝利)
4番 スタミナパン:まあまあ面白かった。(結果:オズワルドに勝利)
5番 例えば炎:せっかくまあまあ面白かったのに時間切れはヒドイw (結果:スタミナパンに敗北)
6番 インディアンス:面白くなかった。面白くないネタを、達者さで力業で見せようとしているだけに見えた。(結果:スタミナパンに勝利)
7番 ひつじねいり:面白くなかった。それ以上の感想が無い。(結果:インディアンスに敗北)
Cは全体的にあんまり面白くなかったが個人的には1位スタミナパン、2位オズワルド、3位例えば炎。このどれかに上がってほしかった。(インディアンスがCブロック勝ち抜け)
というわけで、各ブロックを勝ち抜いたのは、金魚番長、マユリカ、インディアンスの3組となり、芸人審査員による投票の結果マユリカが敗者復活しました。
ちなみに、投票1回目でマユリカ2票、インディアンス2票、金魚番長1票という大接戦の結果となり、「同点の場合は上2つで再投票」のルールに従い放送時間ギリギリの中で審査員たちが再投票した結果、マユリカ3票、インディアンス2票となりまして、1票差を制してマユリカが勝ち上がりました。
1番面白いと思ったコンビが勝ち抜けたので良かったです。
決勝に対する個人的な感想
ファーストラウンド
敗者復活に引き続き、客観性を排して完全にただの好みのレベルでの感想垂れ流しです。
1番 令和ロマン:面白くないことはなかったが、2連覇を許していいほど圧倒的に面白くはなかった。関係無いけど、どうしてくるまは髪型とかスーツの肩の部分の形とかメガネとかネクタイの長さとか全部あんなに嫌な感じにするのだろうか。
2番 ヤーレンズ:演者としての喋る技術が高度なだけで、ネタは面白くないと思った。どうでもいいけど昨年の1位→2位から始まるという「笑神籤(えみくじ)」のお導きがエグい。
3番 真空ジェシカ:これは面白かった。個人的な好みのレベルでいうと、令和ロマンより面白かった。ずーっと出てて、毎回面白いのがすごい。
4番 マユリカ:悪くはないけど、敗者復活戦のネタの方が面白かった。
5番 ダイタク:全然面白くなかった。
6番 ジョックロック:風貌からの偏見であんまり面白く無さそうだと思っていたが、本当に面白くなかった。
7番 バッテリィズ:まあまあ。
8番 ママタルト:どうして決勝に来れたのかがわからないぐらいに面白くなかった。
9番 エバース:これは面白かった。この形式は、ボケとツッコミではないのかもしれない。ツッコミっぽい口調の側の言っていることもちょっと変だから。最終3組に残ってほしかった。
10番 トム・ブラウン:嫌いなコンビではないが、今日は全然面白くなかった。6年前の方がよかった。
わたしの好みでは、エバースと真空ジェシカが面白かった。片方だけが最終決戦に残った。エバースは惜しくも1点差だった。
令和ロマンは髙比良くるまに全く可愛げがないので先輩に愛されないと思うため天下を獲らないといけないのはわかるのだが、それを差し引いても2回優勝しなくていいと思うので、他の2組に頑張ってもらいたい。
・・・と、テレビを見ながら好き勝手なことを言わせていただく。審査員は平等に審査してもらえばいいと思うが、わたしは審査員ではないので、2回優勝はしないでほしいと勝手に思う。
最終決戦
1番 真空ジェシカ:どうやって発想したのかわからない凄いネタだった。たとえ勝てなくてもこれをやるのだなぜならこれが面白いと思うからという強い意志を感じた。知らんけど。
2番 令和ロマン:まあまあ。
3番 バッテリィズ:そんなに面白くなかった。1本目と同じ感じだったし、1本目の方が面白かった。
大事な場面でこれをやったというのが凄いので真空ジェシカに優勝してほしいけど、果たして結果はどうか。
おめでとうございます。
おまけ:わたしの好みだけによる順位ベスト10/Top 10 Favorites
※これは審査員を批判し実際の結果を否定する意図で書くのではありません。ただ個人的に好きだったものを記録してるだけです。こういう記憶は数年経ったらすっかり風化しているはずですので、あとで見返して、あああのとき自分はこれが好きだったのかと思うため用です。
※括弧内は、実際の結果です。
1位 真空ジェシカ(決勝3位)最終決戦のネタのチョイスに共感した。
2位 エバース(決勝4位)3回戦のネタはそんなに好きではなかったのに、決勝が面白かった。
3位 マユリカ(決勝7位)敗者復活のネタが面白かった。決勝はそんなに。
4位 からし蓮根(準々決勝敗退)正統派で真っ当に1番面白かったのはこれだと思った。
5位 十九人(準決勝敗退)3回戦のオチが凄かった。忘れられない。
6位 ニッポンの社長(準々決勝敗退)上とは逆にオチがどうなるか分かっちゃったのに面白かった。
7位 シンクロニシティ(準々決勝)挨拶後のよしおかさんの顔の角度と目線の向きがいい。
8位 例えば炎 (準決勝)ずっとくだらなくて良かった。タイムオーバーも今考えるとちょっと面白い。
9位 家族チャーハン (準決勝敗退)ボケのクオリティが高かった。
10位 令和ロマン(優勝)まあまあ面白かったけど、優勝した翌年に出ること自体がつまらない。学生時代における部活動大会主義的。
次点 オズワルド(準決勝敗退) 1箇所だけ顔芸がすごく面白かった。
あと、ラブリースマイリーベイビーがアマチュアからプロに変わっていたのが面白かった。一応国民の期待に応えて配信に載るところまで残してほしかった。