第1回 好きな特撮ソングベスト10

アニメ特撮ソング

アニメソング(→コチラの記事)に続いて特撮ソングもこれをやっておこうと思う。というわけで例の言い訳をここにも貼っておこう。

順番は順位ではない。順不同。超有名なのしか知らないので、その中から選んだ。なお、ベスト10を選ぶというのは本当はどだい無理な話であって、こんなものは今日の気分でしかない。単なる遊戯であり、半年後に同じことをやったら全く別の10曲を選ぶということも大いにあり得る。そんなものだと思って読んでほしい。また、当然これは個人的な好みのベスト10であり、いちゃもんをつけられてもそれは御門違いというものであって、あなたはあなたのベストを選べばいいだけの話だ。

ではスタート!

ウルトラマンのうた(みすず児童合唱団、コーロ・ステルラ)

王道中の王道。冒頭のティンパニからしてもう既に格好いい。あとは月並みだがやはりホルンの使い方が素晴らしい。わたしは本当はヒーロー物の主題歌ならばアニメとは違って子供番組らしからぬ暗さを持った曲を好む傾向がなきにしもあらずなのは事実だが、ここまで名曲だとさすがに落とす選択肢はなかった。歌詞に目を移すと、3番の歌詞の「怪獣退治の専門家」がわたしのツボを付く。

仮面ライダーストロンガーのうた(水木一郎)

理由はうまく言えないが「ブラックサタンを倒すまで」というところが異常に好き。少し話がズレるが、子門真人版のこの歌の「電ショック」という部分で、本当にわたしはショックを受けた。

ああ電子戦隊デンジマン(成田賢)

曲がいい。ベースラインのピコピコの伴奏形がいい。ボーカルがいい。ベスト10に入れない理由がない。成田賢の叫び声、特にア段の叫び声は日本最高峰レベルの格好良さ。電磁をデンジとカタカナ表記して「デンジマン」。この昭和的なダサさこそ、昭和生まれのわれわれが宿命的にいつまでも愛すべきものだ。

秘密戦隊ゴレンジャー(ささきいさお)

OPではなくEDの方。オープニングの「進め!ゴレンシャー」の方は、ささきいさおの「ゴー」の後に堀江美都子が「ゴゴー」という部分は好きだが、曲が全体的にノーテンキに明るすぎる気がする。それに対してこちらのエンディングの方は短くまとまっておりピシッとしている感じがして好みに合う。やはりわたしは「バンバラバンバンバン」とか「謎の言葉言われる系」のはじまりかたに個人的に超絶弱い。2番の歌詞の最初の部分がいい。こんなに名曲なのに、なぜか55周年記念ベスト版のCDに収録されていないようなのでCDを買うときは注意されたし。

バトルフィーバーJ(MoJo)

だって永遠に耳の中で「ミスアメリカー」って鳴ってるんだもん。入れるでしょ。

ジャッカー電撃隊(ささきいさお)

わたしの実父が撮影した何でもない内容のホームビデオのようなものに、幼年期の私の歌うこの歌がBGMとして採用されているという、クソどうでもいい思い出補正により高得点を獲得した。これは好みのベスト10なのだから誰にも文句は言わせない。冒頭からウィスパーで繰り返される小さな男の子の「ジャッカー」を想像してみてほしい。萌えるだろ?? というのは全て余談で、普通に名曲。

がんばれロボコン(水木一郎、山上万智子、コロムビアゆりかご会)

「ロボコンご飯はガソリンだ」という歌詞が最高で「なぜばなる~」の部分に異常な中毒性を持つエンディングと迷ったが、わたしの歩む道は「デンデンガンガンホイデンガン」「デンガラガッタデンガラガッタ」がおそらく死ぬまで脳裏から消えない人生だったことをすんでの所で思い出し、こちらを選んだ。「特撮」を特に格好いい系のヒーロー物にこだわってはいないのだが、あまりコメディ系特撮の主題歌でベスト10に入れたい物が今回は他に思いつかなかった。

ミラーマンの唄(植木浩史、ハニー・ナイツ)

ヒーロー物の主題歌としてはさわやかすぎるほどにさわやかな曲想及びボーカルの声質と、「キックをつかえ、め(筆者注:「目」のことのはず)だ!」という容赦の無い歌詞のにわかには信じられない共存は、控えめに言っても素晴らしすぎる。

ウルトラセブンの歌(みすず児童合唱団、ジ・エコーズ)

最初は「THE THEME SONG OF “ULTRA-7″」というハワイ版ウルトランセブンの主題歌をランクインさせるという荒技を使って子門真人を1曲でも増やそうかと思っていたのだが、無理だった。嘘はつけない。原曲の方が好きだ。無駄の一切無い曲の閉じ方までが完璧に素晴らしい。特にホルンの使い方は、初代以上に格好いい。ただ、子門真人の「ultra」の発音は、聞いたことが無い人は一度は聞いてもらいたい。なおウルトラマンシリーズでは毛色の違う「80」の甘い感じも好きだ。

レッツゴー!! ライダーキック(藤浩一)

というわけで子門真人は別名義のこれ1曲となった。初期は、後に「藤岡弘、」に改名することとなる藤岡弘が歌っていたのだが、途中で変わったらしい。ド頭のジャーンという不協和音1発で伝わってくるただ事ならぬ重々しい空気。さらに殺伐した雰囲気を高めるブラスの細かい動き。ボーカルは言うまでもなく最高の歌い手。そして、歌詞の最後で「仮面ライダー、仮面ライダー」と来て、この後いったいどう続くのかと思いきや、まさかの正解は「ライダー、ライダー」というすごい押し。それなのに「ライダーはいいよ! もうわかったよ!!」と言った人を見たことがないのは、これこそが完璧なコッチ系主題歌の歌詞の姿であるからだろう。リフレインとオノマトペこそ、アニメソングや特撮ソングの要に違いない。わたしも生まれる前の遠い昔、当時のよい子達には贅沢品すぎる名曲だ。

今回はこんな感じ。入れるかどうか迷ったのはバロム・1とかかな。というわけで、誰も知らないようなツウっぽいマイナー曲が入っていないところが、逆にマジっぽいだろ! 許せ!

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