第166回芥川賞候補作まとめ

小説

「我が友、スミス」石田夏穂 (初)

「すばる」11月号で発表された第45回すばる文学賞の、受賞作ではなく、佳作の石田夏穂の作品がノミネートされました。

単行本は2022年1月19日発売のようです。

少し前に新人賞を獲ってプロデビューしたばかりのバリバリの新人で、既刊の単行本はありません。

「Schoolgirl」九段理江 (初)

「悪い音楽」で第126回(=2021年度)文學界新人賞を受賞した九段理江の、文學界12月号掲載作がノミネートされました。

単行本は2022年1月17日発売のようです。

こちらもまだ既刊の単行本はありません。

「オン・ザ・プラネット」島口大樹 (初)

「鳥がぼくらは祈り、」で第64回(=2021年)群像新人文学賞を受賞した島口大樹の、群像12月号掲載作がノミネートされました。

単行本は2022年1月14日発売のようです。

作者の既刊の単行本としては「鳥がぼくらは祈り、」があります。

「ブラックボックス」砂川文次 (3回目)

「市街戦」で第121回(=2016年度)文學界新人賞を受賞した砂川文次の、群像8月号掲載作がノミネートされました。第160回の「戦場のレビヤタン」、第164回の「小隊」に続いて3回目のノミネートです。

単行本は2022年1月26日発売のようです。

既刊の単行本は3冊あります。

「皆のあらばしり」乗代雄介 (3回目)

「十七八より」で第58回(=2015年度)群像新人文学賞を受賞した乗代雄介の、新潮10月号掲載作がノミネートされました。第162回の「最高の任務」、第164回の「旅する練習」に続いて3回目のノミネートです。「旅する練習」で三島由紀夫賞を受賞しています。芥川賞は一応新人に与えられる賞にもかかわらず最近は三島賞→芥川賞も珍しくなくなってきましたが、どうなるでしょうか。

単行本は、この記事執筆時唯一の既刊となっております。

他の既刊の単行本も結構いろいろあります。

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