「M-1グランプリ2020」のただの感想

お笑い

敗者復活出番順抽選会

テレビでは中継されていないが、Youtubeで放送されていた。

サイコロを返さないというくだりが長すぎて、そこが圧倒的につまらなかった。あとは、トップが金属バットか、という感じ。

敗者復活戦に対する子供以下の語彙の寸評

われながら見出しに保険をかけすぎている気がしますが、客観性をいっさい無視して個人的な好みのレベルの感想です。筆者は学生時代に友達が1人もいなくて、部屋で前衛的な詩歌ばかり読んでいたような人間なので、少しズレていてもご容赦下さい。あ、友達は今も1人もいないけど。

1番 金属バット:トップというような組ではないのを差し引いても、絶妙にずーっと笑えなかった感が否めず。終盤、安易に木下優樹菜いじりにいってしまったのが残念だった。
2番 タイムキーパー:単純に全然面白くなかった。
3番 コウテイ:今どき珍しく、分かりやすいベタなボケのみ。必死感は伝わってきたが、中盤のボケとツッコミがひっくりかえるところからもう全然面白くない。
4番 カベポスター:まあまあ笑った。残らなそうだが1組ではなく3組投票していいらしいので、推したい気が少しする。
5番 インディアンス:ガシャガシャと自分たちだけが楽しそうで全然面白くなかった。
6番 からし蓮根:コントに入る前はつまらなかったが、コントに入ってからはソコソコ。爆発力はないが、悪くはない。
7番 ぺこぱ:面白くなかった。昨年でパターンが全国に浸透してしまった訳だが、その1年後の進化形の披露となった今年は、迷走感に溢れ、アップアップしていた印象。
8番 ランジャタイ:可能性は感じるが、とりあえず今日は面白くなかった。狂い方が官僚的で説明的で想像の範囲内。壊しただけ。
9番 滝音:部分的に少しクスリと来た。それ以上でもそれ以下でもない。
10番 キュウ:練られているのに面白くないという悲しさ。
11番 学天即:達者だが、それだけ。笑うところは1カ所もなかった。
12番 ゆにばーす:特にオチ前は笑った。はらちゃんの存在自体が既に少し面白いというアドバンテージが強いのは確かだが、まだ決勝用に取っておいてある感じもあるので、これは推していい。
13番 ダイタク:全く面白くなかった。ボケ未満のボケの繰り返し。
14番 ロングコートダディ:同じパターンを繰り返す以上の展開があれば面白かったかも? 面白くないことはないが、これでは飽きる。
15番 ニッポンの社長:ネタは一番面白くなかったが、それとは別に、途中で「夕焼け小焼け」の音楽が流れてきたのがかわいそうだった。

とりあえず、投票はカベポスターからし蓮根ゆにばーす、の3組にした。

好みのレベルで言えば、タイムキーパー、ダイタク、ニッポンの社長などいくつかの組は「こんなことならDr.ハインリッヒやトム・ブラウンやスリムクラブや変ホ長調あたりを残して欲しかった」と思わせる退屈さだったのが残念だった。まあ素人の戯れ言だが。

あとゲスト枠のスピードワゴン小沢は、やる気のない気の抜けた発言ばかりを繰り返して完全にミスキャストで、わたしの目には番組に不要に映った

決勝に対する子供以下の語彙の寸評

まず素朴な感想を書くと、番組が始まってからファーストラウンドが始まるまでが異常に長い。数十分ある。決勝に出られる組をあと3組ぐらい増やせるじゃん、ってな具合に長い。あとスポーツに全く興味がないので、出順を決める「笑神籤」の引き手にアスリートを呼ばないで司会者が引くようになったのは、とてもよかったと思う。

敗者復活はインディアンスだった。ゆにばーすは惜しくも2位だった。残念。

ファーストラウンド

引き続き、客観性を排して完全にただの好みのレベルでの感想垂れ流しでしかありません。広い心で斜め読みして下さい。

1番 インディアンス:敗者復活と同じネタだったので、いくつかの言い間違えをアドリブでフォローしてつないだ風のところがしっかり台本だったことが判明。敗者復活戦よりは見られたが、面白くはなかった。
2番 東京ホテイソン:点数はかなり低かったが面白かった。さすが初代岡-1王者。オール巨人の評は全くの的外れで、客が問題に頭が追いつかないとしても見られるネタだったと個人的には思った。
3番 ニューヨーク:これは面白かった。大胆な構成、ボケもツッコミのワードもよくできていて、テンポもよかった。上に抜けて欲しかった。
4番 見取り図:点数は高かったが、わたしはあんまり面白くなかった。ボケの発想が予想を超えてこない。
5番 おいでやすこが:2回戦で見たネタ。点数は高かったが、個人的にはそもそものボケがベタすぎて物足りなかった。声がデカいやつが目の前にいたらそれだけで面白い、ということテレビを通じて見ていることの意味は理解しているつもりだが、それを考慮してもニューヨークの方が高度なことをやっていると思った。
6番 マヂカルラブリー:これも点数が高かったが、わたしはあまり面白くなかった。ボケの発想が予想を超えてこない。1カ所も笑えなかった。
7番 オズワルド:結構面白かった。ハタナカを変えるという1本だけで最後まで持たせて「変化が欲しかった」と思わせないのは技術的に高度。
8番 アキナ:頭1つ抜けて全然面白くなかった。
9番 錦鯉:ちょっと笑った。品があるツッコミがなかなかよかった。
10番 ウエストランド:ただのヒステリーに見えて今ひとつ笑えなかった。

ファーストステージ結果

1位 おいでやすこが 658点
2位 マヂカルラブリー 649点
3位 見取り図 648点

以上3組がファイナルラウンドに進出した。

4位 錦鯉 643点 
5位 ニューヨーク/オズワルド 642点
7位 インディアンス 625点
8位 アキナ/ウエストランド 622点
10位 東京ホテイソン 617点

というわけで、過去最高に審査員の評価と自分の評価が合わない年となった。GYAOの三連単予想はネタを見る前に書いているので当たるはずもないが、上げた3組が1つも最終決戦に残らなかった。物は何だか知らないが豪華賞品を逃した。

ただ、予想に上げた3つは、実際のベスト3より面白かった。

最終決戦

1番 見取り図:全く面白くなかった。
2番 マヂカルラブリー:これも全く面白くなかった。最初から最後まで強く揺れている演技をしているだけ。
3番 おいでやすこが:これも面白くない。知らん歌を歌っているという面白くない冗長な1個のボケにずっとツッコんでいるだけ。まだ1本目の方が面白かった。

結果

優勝 マヂカルラブリー 3票
準優勝 おいでやすこが 2票(ファーストラウンド1位)
3位 見取り図 2票(ファーストラウンド3位)

※同票はファーストラウンドの順位が参照されて順位が決まる。

最終決戦は3組を通じて1回も笑わなかった。終盤に来て寂しい大会となった。

おまけ:わたしの好みだけによる順位ベスト10

※これは審査員を批判し実際の結果を否定する意図で書くのではありません。ただ個人的に好きだったものを記録してるだけです。こういう記憶は数年経ったらすっかり風化しているはずですので。(ただし審査員がおかしくないとも言っていない)

※括弧内は、実際の結果です。

1位 ニューヨーク(決勝5位) 決勝10組で1番面白かった。
2位 蛙亭(準々決勝敗退) 最初の挨拶の部分の手の動きが面白かった。

3位 東京ホテイソン(決勝10位) 単純に素直に笑える面白さ。
4位 Dr.ハインリッヒ(準々決勝敗退) アート。
5位 オズワルド(決勝5位) 去年から進化してはいなかったが安定して見られた。
6位 カベポスター(敗者復活戦敗退) 発想が面白かった。頭おかしくて良かった。
7位 からし蓮根(敗者復活戦敗退) これがオーソドックスのトップかなあ。
8位 ゆにばーす(敗者復活戦敗退) 「これだけは言わせてもらうで」の後の一点評価。
9位 シンクロニシティ(準々決勝敗退)
 笑えないのだがボケ(?)のキャラクターに惹かれた。
10位 変ホ長調(2回戦敗退) とにかく唯一無二の味があったラストイヤー組を拾っておく。

あと、スリムクラブはあんなに自分で笑わなければ10位以内に入ったかもしれない。

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