以下は、批評ではなく、ただの感想です。客観性を排した極めて個人的なただの感想を、ここにそっと置いておきたいと思います。
1st ステージ
1番 マツモトクラブ 退屈。過去の大会でも敗者復活することが多かったが、毎回面白くない。
2番 ZAZY そこそこ面白かったが、前に見たパンの出てくるネタの方が面白かった。最後の「なんそれ」は全く面白くない。靴が面白い。
3番 土屋 高校生のお楽しみ会レベル。最後まで田原俊彦を引っ張らないで想像を超え続けて欲しかった。
4番 森本サイダー メタめいた瞬間面白そうな雰囲気が出たが、結局面白くなかった。後半1つ1つの叫びにセンスがあまり感じられなかった。
5番 吉住 期待していたが面白くない。笑わせるための箇所が少なすぎた。
6番 寺田寛明 面白くない。素人レベル。視聴者投票点の5点を見て、視聴者の点数は入れない方がいいのではと本気で思った。
7番 かが屋 賀屋 最後まで見られるが、笑いどころがそんなに無い。
8番 kento fukaya これまた面白くない。これを見ているときに、この大会の出場資格を芸歴10年以内に限定して本当に良かったのかという思いが強く浮かんできた。
9番 高田ぽる子 最初はちょっと面白かったが、中盤だいぶ失速した。終盤、リコーダーが上手いのがちょっと面白かったが、後が続かなかった。ただ、相対的には上位だと思う。
10番 ゆりやんレトリィバァ 面白かった。木が多め、というのがよかった。
個人的には、ゆりやんレトリィバァ、ZAZY、高田ぽる子の3人がTOP3だと思ったが、実際の結果はこうなった。
M-1のときは自分の面白かった組が全く勝ち残らなかったので、それに比べればマイTOP3が1位、2位、4位の今大会は納得のいく結果だったと思う。わたくし個人ごときの納得など、どうでもいいことだが。
Final ステージ
1番 かが屋 賀屋 1stステージよりはやや面白かったが、それでも全然笑えなかった。
2番 ゆりやんレトリィバァ うーん。悪くは無いが、もう一つ突き抜けてこない。
3番 ZAZY 面白かった。ゆりやんかZAZYかな。
個人的にはゆりやんかZAZYのどっちかが優勝なら納得できるが、かが屋賀屋が優勝なら意味がわからないと思った。さて、結果は。
というわけで、結果は、優勝がゆりやんレトリィバァ、2位がZAZY、3位がかが屋 賀屋となった。M-1に比べれば大納得の結果となった。勝負がついた後のZAZYの悔しそうな顔が非常に印象に残った。ZAZYも悪くなかったよ。出場資格があるかどうかは知らないがあるなら来年も頑張ってほしい。
というわけで公式のツイート。
全体的な感想
①客席の笑い声をもう少し大きく(M-1グランプリ2019ぐらいに)拾った方がいい。全員スベって客席がシーンとしているように見える。ただし客は普通にお笑いが好きな人を入れた方がいいと思う。例年R-1は、例えばネタで「昨日、家に泥棒が入ったんですよ」みたいなことを言ったら(実際にそういうネタがあったわけではない。説明のための例)客席全員で大きく声を揃えて「えー!?」と驚きの声を上げるような、あんまりお笑いが好きではない類いの客(こういう人は映画を見ても小説を読んでもこういうリアクションなのだろうか)を入れていたので、今年はその時代よりはマシだったが、とはいえ反応がお笑い好きのそれとは完全に異質の客が今年もまだ少しいた(ゆりあんのネタの時に少し目立っていて邪魔だった)。
書いていてこのツイートを思い出した。
R-1には、客が一丸となって思わず声を上げてしまうときの言葉を間違えているというひどい客席の伝統があったのだが、今年はソーシャルディスタンスも手伝ってかたまたま少しマシ(よって、コロナ終息後はまたアヤしいと思う)になっていたのに、それが音声として申し訳程度にしかテレビに乗っかっていなくて、結果、シーンとし続けている大会のように映った。
②大会として出場者にせよ審査員にせよとにかく全体的に若返りを図ったことはいいのだが、司会がいくらなんでも弱い。
③ミスターミスジャッジ・桂文枝がいなくなって本当に良かった。
④優勝が決まったあとに1st ステージのネタを見るのは完全に不要で意味不明。審査員に感想でも言ってもらったほうがまだマシだった。
⑤ ④とも関係するが、他のM-1やキング・オブ・コントなどの色々な大会を含めて考えても、こんなに審査員の言葉が引き出されない、審査員の存在感が希薄な大会も珍しい。
吉住さんは別のネタを持ってきていれば優勝に絡む活躍を見せたかもしれません。個人的にはそれが残念でした。
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