今年も、自分で後で読み直すため用に個人的な感想を書いておきたいと思います。テレビを見ると病気の影響で吐き気がするようになってしまった関係で先日テレビそのものを思い切って廃棄したため最近全く見ていませんでしたが、いろいろなものを駆使してM-1グランプリだけは見ようかなと思います。
突然ですが、日本でいちばん愛されていて放送が長く続いているお笑い番組は、恐らく断トツで「笑点」です。しかし、わたしはあの番組は全く面白くないと思っています。
つまり、笑いに対する人の好みは様々です。よって、審査員や他の人と全く評価が異なっていたとしても、言葉の真の意味で不思議は何もありません。ですから、それで怒ったりする人は、控えめに言って変人だと思います。
そして、ここにはただ、私の個人的な感想を書くのみです。この場所は、日記の延長線上に存在しています。たまに、わたしが「リンゴよりミカンのほうが美味しい」というようなことを書くと「それはおかしい! リンゴの方が美味しいに決まっている!」みたいな熱を帯びた言葉を叫びながら我が家に怒鳴り込んでくる謎の宇宙人がいますが、当方にはその差異について議論する気持ちは微塵もないことを、ここで始めに明示しておきたいと思います。
あなたは正しい。あなたの方が正しい。それでいいです。
敗者復活出番順抽選会
今年も、テレビでは中継されていませんが、こっそり(?)とYoutubeで放送されていました。
しばらくするとリンク切れになると思いますが、いちおう貼っておきます。
本当に抽選をしただけという感じの、あっさり味の中継でした。ただ、ファイナリストも多くて、去年よりメンツが豪華なような気がしました。この顔ぶれだと、ここまで残っただけでもスゴイというような気もします。敗者復活戦がなかなか楽しみだなと思いました。
敗者復活戦に対する個人的な感想
敗者復活戦は、準決勝で敗退した16組で争われました。なお、ワイルドカードで準決勝に上がった滝音は敗者復活戦に出られないというルールだそうです(2019年の金属バットもそうでした)。
個人的には、毎年恒例とかはどうでもいいので、極寒の場所ではなく、温かくてナイスなステージで敗者復活戦を開催してあげて、なるべくベストパフォーマンスを引き出して上げた方がいいような気がします。寒いのはシンプルにかわいそうです。
あと、昨年も同じことを書きましたがスピードワゴン小沢はミスキャストだと個人的には思います。
今年も客観性を排して完全にただの好みのレベルでの感想垂れ流しでしかありません。広い心で斜め読みして下さい。なお下の文中のKOCは言うまでもなくキングオブコントの略です。
1番 キュウ:3年連続の準決勝進出/決して嫌いではないが、途中で猛烈に飽きた。
2番 アインシュタイン:1年ぶり通算5回目の準決勝進出/オーソドックスで残念ながら特に爆発力なし。
3番 ダイタク:準決勝進出は4回目/全く面白くなかった。眠くなった。
4番 見取り図:昨年まで3年連続で決勝に進出して9位→5位→3位/これも面白くなかった。
5番 ハライチ:M-1休止の4年間をまたいで決勝出場4回、ラストイヤー/悪くはないが、期待させたわりにオチが弱すぎた。タイムオーバーもしないでほしかった。
6番 マユリカ:2年ぶり2回目の準決勝進出/とりあえず、ここまでではいちばん面白かった。何回か笑った。
7番 ヨネダ2000:昨年まで1回戦も突破したことがなかった/普通に面白かった。投票したい。
8番 ヘンダーソン:準決勝進出は初/これは面白くなかった。ボケの質が低い。
9番 アルコ&ピース:KOC決勝進出・THE MANZAI決勝3位などの実績はあるもののM-1では初の準決勝、ラストイヤー/面白くない。たぶん、平子が怖すぎる。
10番 カベポスター:昨年に続いて2度目の準決勝進出/面白くない。昨年の方がよかった。
11番 ニューヨーク:KOCでは決勝2回、内1回は準優勝、Mー1でも一昨年、昨年と2年連続で決勝進出/ニューヨークは嫌いではないが、残念ながら今回はネタが面白くなかった。「稲垣吾郎がこんなことを」という図式的すぎる設定の枠を超える瞬間が見たかった。
12番 男性ブランコ:Mー1では初の準決勝進出ながら、KOC2021で準優勝という堂々の実績有り/落ち着いた芸風で爆発力を感じさせはしないが、なかなか面白い。ボケの質が高い。
13番 東京ホテイソン:昨年は初の決勝進出を決めたが今年はこの場所/悪くもないし、普通という感じだった。去年の決勝のネタとパターンがやや似過ぎているかもしれない。
14番 金属バット:4年連続の準決勝進出/面白くない。
15番 からし蓮根:2019年のファイナリスト/ネタは上手に出来ているのだが、なぜか笑いにならない。ただし、悪くはない。
16番 さや香:こちらも2017年のファイナリスト/面白くない。定型を壊せばいいというものではない。
とりあえず、投票はヨネダ2000、マユリカ、男性ブランコ、の3組にしました。
マユリカは正直投票するほど好きだったわけではありませんでしたが、ハライチもからし蓮根も東京ホテイソンももう一つ入れる気になれず、半ば消去法的にこうなりました。ただ、ハライチはわたしが入れたくなかったというだけで、残る可能性はあると思います。わたしが、時間を守るべき、というルールに厳しいだけです。
いちおう優勝予想にも投票
オズワルドを1位にしようかと思いましたが、GYAO!の情報によりますとオズワルドが一番人気らしいので、そこに追随しても豪華賞品が当たらないと考えまして、こうしました。
三連複ではなく三連単ということで絶対に当たらないと思うので、こういうのはテキトーでいいと思います。ただ、8番人気らしいなかなかの低人気のゆにばーすを1位にして、勝つ負ける以前に審査員に苦い顔をされそうなランジャタイを2位にして、本当は最終決戦3組に残れさえすればそのまま勝ちそうな気さえしているオズワルドを1位ではなく3位にしたので、もし見事当たったらかなり分母が少ない予想だと思いますので、豪華賞品の当選確率はなかなか高いのではないかと思います。ただし、絶対に当たらないと思います。とはいえベタに予想して当たったら分母が大きすぎて豪華賞品が当たらないと思うので、外れそうなぐらいの予想でいいと思います。実際に正解を狙うなら、ランジャタイを外して、昨年も面白かったオズワルドと錦鯉と、あともう1組どこか、みたいにした方が多分可能性は高まるでしょう。
(後記:最後の「正解を狙うなら」の予想が結構いい線行っていた笑)
決勝に対する個人的な感想
番組が18時34分に始まりまして、ようやく最初のネタが始まったのが19時14分でした。前置き40分は、いささか長いと思います。
ファーストラウンド
敗者復活に引き続き、客観性を排して完全にただの好みのレベルでの感想垂れ流しです。
1番 モグライダー:そこそこの面白さ。悪くはない。なお、賞レースには関係ないが、2010年のカナリアのように、ソフト化されるときに著作権の関係で音声の大半をカットされるかもしれない。
2番 ランジャタイ:これもまたそこそこの面白さ。言うほど狂ってはいないと思う。締め切り前だが、わたしの三連単予想は点数が出た瞬間にほぼ絶望的となった。
3番 ゆにばーす:これまたそこそこの面白さ。ボケの数までが計算通りの攻略的なこぢんまりとした漫才という感じがした。どこかでもう少し爆発を感じたかった。
4番 ハライチ:敗者復活組。せっかく上がってきたが、ここまでで一番面白くなかった。ワンパターンすぎて飽きた。最後に何かあるのかと思ったら驚くほど何もなかった。敗者復活戦の方がまだ面白かった。
5番 真空ジェシカ:部分的には笑ったが、全体的にはあまり面白くなかった。素人の戯れ言レベルで言わせてもらうと、序盤のリズムが悪かったと思う。後半は何回か笑った。
6番 オズワルド:これは面白かった。もしもこれが最終決戦に残らないなら、個人的にはもうM-1とは訣別してもいいような気さえする。あとは、もう1本面白いネタがあるかどうかだ。
7番 ロングコートダディ:結構面白かったが、センターマイクを無視しすぎていて、完全に漫才ではなくコントだった。と思ったら、審査員も似たようなことを言う人がいた。今のところ、オズワルドの次に面白かったと思う。
8番 錦鯉:これも面白かった。3組連続で面白かった。オーソドックスな後半畳み掛けクライマックス構成ながら、それでいいと思え、単純に素直にあははははと笑えた。個人的には暫定2位になるかな。
9番 インディアンス:そんなに面白くなかった。ボケの数があればいいものではないと個人的には思った。
10番 もも:全く面白くなかった。実力不足。言葉が聞き取りづらい。個人的な好みのレベルでいえば、どうして決勝に残ったのかわからない。
個人的には1位オズワルド、2位錦鯉、3位ロングコートダディという感じでしたが、審査員はどうジャッジしたでしょうか。
錦鯉とインディアンスは同点でしたが、ファーストステージの順位で最終決戦の出番が決まる都合上順位をつけねばならず、上につけた審査員の多い方が上位になるというルールに従いそれぞれ2位と3位になったようです。
4票対2票という感じです。
なお6位の同点については、最後まで、画面にはどちらも6位と書いてありました。
さて、思い返せば昨年は3組とも自分が面白いとは全く思わなかったコンビが最終決戦に勝ち上がったので、それに比べると自分のベスト3が1位・2位・4位だった今年は、十分大納得の結果だと思いました。ただし、個人的にはインディアンスよりもランジャタイの方が全然上です。
最終決戦
1番 インディアンス:面白くなかった。1箇所も笑わなかった。今回に限らないが、テンポが早いだけだったような気がする。偉そうなことを言うと、ツッコミが技術的に物足りない。
2番 錦鯉:これは面白かった。特に、おじいさんの置き方の伏線の張り方は巧みで、軽い感動さえあったと言ってもいい。1本目の方が良かったような気はするが、これも全然悪くはない。
3番 オズワルド:結構ファンなので、ここまで来たら優勝して欲しかったが、残念ながら2本目はあんまり面白くなかった。ひねりすぎた結果、このネタでの畠中は、ボケではなくボケに似た何かになっていたように感じた。
というわけで2本目だけなら断然錦鯉だが、ファーストラウンドと総合するならオズワルドもないことはない、ただし、インディアンスの勝ちはないかな、というのが個人的な好みのレベルでの判定ですが、プロの審査員ははたしてどうジャッジしたでしょうか。結果を見てみましょう。
M-1が2015年に復活して以来、自分の評価と実際の結果がこんなに合致した年は今まで無かったと思います。ファンという理由で優勝して欲しかったコンビは他にも少なくなかったですが、今大会で現実として一番面白かったのは結果通りの錦鯉だったと思います。
昨年は自分の順位と実際の順位が違いすぎて「わたしの好みだけによる順位ベスト10」というヒステリックなものを最後に書きましたが、今年はそんなものを書かなくてもいい結果が出たと思いました。
コメント
ゆにばーす
表記間違いの指摘と解釈しましたが、違っていたらすみません。
とりあえず、訂正しました。
ありがとうございます。